コニシキソウとアリの巣

コニシキソウ 初夏から秋の雑草

草むしりをしていると 時々 アリの巣ごと ゴソっと抜いてしまうことがあります。

そうすると 抜いた周辺は ワタワタと慌てふためくアリがどっさり。

アリさんもパニクってるけど、草を抜いた私も十分パニクる!

今回は 生存力強め、繁殖力旺盛、時々アリの巣付きというスペシャル特典付き。小さいながら 芝生、砂利、土の上 所構わず大活躍のコニシキソウさんについてです。

コニシキソウの葉と根

ということで
こちらが コニシキソウさん。
まあ よく見る雑草ですよね。
コニシキソウの葉
すでに引っこ抜かれた状態ですが、

だいたいこのような状態で地面にへばりつくようにして広がっていきます。
中心部から放射線状に茎を伸ばして 茎の両側に葉がつきます。

茎を切ると白い液が出ます。
これは春の雑草トウダイグサや
園芸種のハツユキソウ、ポインセチア、ブルースター、フウセントウワタなども一緒です。

この白い汁はかぶれの原因になるとか
触れた手で目をこすると炎症を起こすとか言われています。
 

葉には 真ん中にまっすぐ茶色の線が入っています。
コニシキソウの広がり方
夏から秋に花を咲き実が成ります。
花には花びらがありません。
コニシキソウの花と実
なので 見た感じ花なのか実なのか 判別つけにくいです。

コニシキソウとアリの巣

当たり前ですが コニシキソウの花には 花びらがありませんが蜜はあります。
蜜にはアリが集まります。

また コニシキソウの種を運ぶアリもいます。

そしてなぜか コニシキソウの根っこには
アリの巣ができていることが多いです。

冒頭にも書いたように 草むしりの時に このアリの巣を一緒に引っこ抜いてしまうと 根っこと一緒にアリが出てきてぞっとします。

コニシキソウの抜き方は?

地表を匍匐しながら広がる植物って

茎から根っこが出ている→ヘビイチゴ・クリーピングタイムなど
根っこが地中を這って そこから茎や葉を立ち上げる→スギナなど

のような感じが多いので

コニシキソウって駆除しにくそう

って思うかもですが

大丈夫!

コニシキソウをひっくり返してみると こんな感じ!
コニシキソウの根
放射状に広がる葉っぱの中心だけに根っこがあります。
引っこ抜くときは この根っこを引っこ抜けばいいだけです。

ただ この根っこ 茎や葉ッぱからイメージするよりも なかなか太いです。

草むしりをするときに茎を持って引っぱると
茎だけをむしってしまって
根っこが地中に残ったまま

になることが多いです。

なので コニシキソウの根っこの部分をスコップなどでほぐしながら引っこ抜くと キレイに根っこまで駆除できます。

但し もしこの時に果実が熟していると
抜く時の衝撃で 果実がはじけて種が飛びます。

アリの巣がある
根っこが引っこ抜きにくい
種が飛ぶ

全く面倒な雑草です。

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終わりに

コニシキソウとよく似た雑草でコミカンソウがあります。

繁殖する場所も 繁殖の時期もよく似ていますが コミカンソウは 茎を立ち上げ 葉っぱの下にミカンのような果実をつけますので 葉っぱと果実の雰囲気から見分けがつきます。

まあ どちらも 場所を選ばない元気な雑草なので 完全駆除が難しいのは同じなんですが…。

コミカンソウもコニシキソウも一年草なので 秋が過ぎるころには枯れます。そして翌年の春に小さな芽を出す、の繰り返し。完全駆除のためには 種が飛ぶ前に引っこ抜くのが一番です。

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