イヌタデ、別名アカマンマ。
夏から秋にかけて 大きく育つ雑草で シュッと伸びる枝の先に赤い小さな果実が並びます。かわいいです。
葉の一部も赤く紅葉するので 趣がいかにも「秋」な感じの 私のお気に入りの雑草です。
8月になって 玄関のイヌタデに今年最初の花が咲きました。
イヌタデの名前の由来
まずはイヌタデの名前の由来から。
これは「蓼」に似ているけれど 食用にはならないということから「イヌタデ」と名前になったという事です。「蓼」とは 刺身のあしらいに使われる赤くて辛い芽のこと。「赤芽」とも言います。
だいたい動物の名前がついているものって あまり食べることはないです。イヌムギ、イヌホオズキ、カラスノエンドウ、ヘビイチゴとかもそんな感じです。
また 別名のアカマンマは こどもがおままごとをするときに イヌタデの種をご飯の代わりにしたことから。
秋の雑草は とても大きくなるから たっぷりと「収穫」できます。ドングリやまつぼっくりなどの木の実も落ちてくるし。きれいな色の葉っぱは お皿の代わりになるし。秋から冬のおままごとって充実してます。
ちなみに春は泥んこ遊び、夏は水遊び。基本的に一年中やってることは変わらなかったなあ、うちの娘たちは…。
イヌタデの特徴
草むしりをする人から結構嫌われることの多いイヌタデ。
嫌われる原因は「元気が良すぎること」ではないでしょうか。
とにかくガンガンに大きくなる。
そして抜きにくい。
なぜかと言うと 根っこが長い!
笑っちゃうくらい長いですよね!
例えば カヤツリグサなどは 本体が大きい割に 根っこが ものすごくコンパクトで 引っこ抜くときもスポスポ抜けるんですが
このイヌタデの根っこ。迷惑!ってくらい長く横に張ります。なので 真夏のコチコチの土に茂るイヌタデって めちゃくちゃ嫌な雑草なわけです。
ただ 写真を見るとわかりますが 根っこは茎の中心部にあるだけなので 砂利の中などの場合は 枝をまとめて引っ張れば簡単に引っこ抜けます。土の庭の場合も雨降りの後など 土が柔らかいときだったら意外と簡単に抜けます。
情緒のある雑草なので そのままでもいいような気もしますが…。大きすぎてうっとうしい場合は適当に刈り込んでおけば 小さい状態で赤い種をつけますのでかわいらしいです。
イヌタデの花
冒頭にも書きましたが 私イヌタデがホントに好きなもので。玄関にイヌタデの鉢植えを置いてるんですが。
なかなか ワイルドでよろしいのではないかと・・・

自己満足?
うん。
そう。
自己満足!
しかも このワイルドなイヌタデの花が意外とかわいい!
まるで ほころびかけた梅の花のよう!
…ものすごく小さな花なので あまり観賞価値はないんですが・・・
(ちなみに この花っぽいのは実際には花ビラではなく ガクの部分になります)
花色には白いものもあるという事です。
いつか見れたらいいなあ とセツに思ってます。
というか
やっぱりイヌタデと言えば 赤い種のきれいさですよね!
それと 葉っぱがほんのり赤く色づくのもいい
真夏真っ盛りですが、なんとなく「秋っぽい」イヌタデです。
おわりに
うーん。まだまだイヌタデの時期には早いんですが、花がかわいかったので 思わず ここまで書いてしまいました。
イヌタデの種の時期は8月~11月くらいまで。
鉢植えだけでなく 花器に飾ってもかわいい。秋の草花と一緒に飾るととても雰囲気があるので重宝しています。
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