ウリクサとトキワハゼ

ウリクサとトキワハゼ 初夏から秋の雑草

ウリクサとトキワハゼ。
とてもよく似ています。

どちらも 地を這うように広がり、
丸みのある葉をつけ
小さな小さな花を咲かせます。

そして砂利の中や芝生、道路や庭、場所を問わず どこでも元気に育ちます。

今日 庭でこの両方の草を見つけましたので 色々と比べてみようと思います。

ウリクサとトキワハゼ

先日 大分県安心院の「道の駅 いんない」で 安いミニ鉢を購入しました。

で そのミニ鉢にウリクサとトキワハゼを植えてみました。
トキワハゼとウリクサ
トキワハゼとウリクサのミニ盆栽
やー どちらもホントに小さいですねっ
 

ボールペンと比べるとこんな感じ
トキワハゼとウリクサとボールペン
うーん!
小さい!!!

やっぱりこういうの楽しい
久しぶりにテンションが 上がります

ウリクサの葉 トキワハゼの葉

一見同じに見えるウリクサとトキワハゼ。
よく見ると若干の違いがあります。

まず分かりやすいのが 葉っぱの形。

ウリクサの葉は 先端が細くなった卵型で周りがギザギザ。
ウリクサの葉
茎や葉に 赤い色が入ります。

芽吹くのは初夏で 枝分かれして とてもよく広がります。
油断していると 夏から秋にかけてあっという間にウリクサだらけになります。うちの芝生でも 毎年 夏に大増殖してます。
芝生のウリクサ
 

次にトキワハゼの葉ですが こちらは 葉の形が若干丸く 周囲のギザギザもまばらです。
トキワハゼの葉

株の広がり方は ウリクサよりも控えめで ポツポツという感じ。
よく校庭で草むしりの「むしり残し」みたいな感じで チョコンと残っていたのを覚えています。

ウリクサの花 トキハハゼの花

次に お花を比べてみますね。

ウリクサは紫
花時期は夏~秋。
綺麗なうす紫色の とても小さな花です
ウリクサの花

 

花後にできる実が「まくわうり」の形に似ているということで「ウリクサ」と呼ばれているそうです。
ウリクサの種
 

トキワハゼの花は 白っぽい色。ウリクサよりは少し大きく ちょこっとだけ紫色がはいってます。
トキワハゼの花
トキワハゼの花
意外と 平べったい花です。
 

花が散った後はこんな感じです。
トキワハゼの花後
 

トキワハゼは 一年中見かける雑草ですが
基本的には秋に芽吹いて 冬を越し 春~秋に花が咲く、という感じです。
実がはじけて種が飛ぶわけですが
一年中 種がはじけているから「トキワハゼ」という名前だそうです。

ウリクサやトキワハゼに似た花

ウリクサやトキワハゼによく似た草花って結構ありますよね。

例えばシソの花とか
シソの花
 

ローズマリーの花とか
ロースマリーの花
 

カラミンサとか
カラミンサ
 

マツバウンランの花も似てますよね。
マツバウンラン4月1日
 

ロベリアも
ロベリア
 

みんな小さい♪
かわいい♪

 

何より似てるのが トキワハゼとサギゴケです。

サギゴケの花時期は春。ちょうどトキワハゼの花が咲き始める頃になります。
こちらも実際に並べて比べていますので よろしかったらどうぞ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
サギゴケの庭。育て方。トキワハゼとの違い
園芸品種としては地味なサギゴケですが、花の時期だけは人目を引くようです。今日もご近所さんに株分けしました。 嬉しいですね~お花を株分けして差し上げるって言うのは~。ホクホクしてしまいます。 今日はサギゴケの花の育て方・増やし方。そしてサギゴケによく似た花トキワハゼとの違いについてご紹介します。

おわりに

まくわうりのような形の種ができるから「ウリクサ」。

一年中種が飛ぶから「トキワハゼ」

昔の人って こんな小さな草の こんな小さな種の形や特徴をよく見てたんだなあ、としばし感動。

今回は 暑い暑いカラカラの庭で 大型の雑草に負けずに元気に育つ小さなウリクサとトキワハゼの記事でした。

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