サギゴケの庭。育て方。トキワハゼとの違い

5月の庭に咲く白いサギゴケ グランドカバー

園芸品種としては地味なサギゴケですが、花の時期だけは人目を引くようです。今日もご近所さんに株分けしました。

嬉しいですね~お花を株分けして差し上げるって言うのは~。ホクホクしてしまいます。

今回はサギゴケの花の育て方・増やし方。そしてサギゴケによく似た花トキハハゼとの違いについてご紹介します。

サギゴケの花

「サギゴケ」という名前ではありですが、サギゴケは「苔(こけ)」ではなく高さ1センチほどの小さな宿根草です。葉っぱは地面を這うように広がっていきます。花の時期は茎が立ち上がるので10センチほどになります。踏みつけにも強いです。梅の木の手入れをするときにガンガン踏みますがほとんど変化がありません。うちのサギゴケが咲いている庭はこちら。白梅の根締めをしてもらっています。

白く見える花がサギゴケの花です・・・面白くもなんともないですね。ギボウシ・ヤブラン・ヤブコウジ・原種のチューリップなどを一緒に植えています。後ろには花が終わった水仙の葉が倒れています。

サギゴケに寄ってみます。

ここは、芝・スギナヤブガラシ・ドクダミなどが大暴れする場所で、先ほど草むしりが終わったばかりです。スカスカ感満載ですね。

もう少し寄ってみます

大好きなマツバウンランが見えます。去年まで放置していたらすごいことになってしまったので今年は目につく限り抜いているんですが。このアングルで見ると・・・まだまだマツバウンラン祭り状態ですね~ビックリです~。岩に張り付いているのは苔っぽく見えますが「セダム」です。セダムも庭のいたるところで繁殖しています。

さらに寄ります

地面に見える緑色の部分が本物の「コケ」です。

さらに もーっと寄ります

ステキですね~。小人さんになってしまいたいですね~。昨日大雨が降ったのでお花がちょっと汚れていますが、それでもいい感じですよね~。庭植えの小さい花って、このアングルで見るのが一番ワクワクします♪

サギゴケの開花期は4月~5月。花の色は白の他に紫やピンクがあります。

サギゴケの育て方

サギゴケを育てるときのポイントです。

サギゴケの植え方&育て方

サギゴケは もともと日本の在来種なので、特別な用土はいりません。普通の土で普通に育ちます。肥料もあまり必要ないようです。日当たりの良い場所の方が花つきがいいということです。うちのサギゴケは写真のように半日陰でも育てていますがそこそこ花が咲きます。

サギゴケの増やし方

サギゴケは宿根草なので、植えっぱなしで年々増えていきます。ランナーを伸ばして点々と増量していきます。繁殖力はありますが、暴走する感じの増え方はしません。ジャマな部分にサギゴケの株が来たら、引っこ抜いてサギゴケの薄い場所に植えてあげると早く密植します。

ランナーは地面を這っていきます

抜いたサギゴケはこんな感じ

それほど根も張りませんので簡単に抜けます。

増やすときは株分けで簡単に増やせます。寒い時期と暑い時期以外ならいつでも株分けできます。雑に抜いて雑に植えても平気です。

サギゴケをグランドカバーにすると

草丈が低く常緑のサギゴケはグランドカバーとしておすすめですが・・・うちのサギゴケを植えている場所は 芝やスギナが大暴れする場所なので、こまめに草むしりをしてあげないとサギゴケが負けてしまいます。でも そんな強い雑草の中でも徐々に増えていっているので本当に強い性質なんだと思います。

もう少し密植すると違ってくるかもしれませんね。

サギゴケの冬ごし

サギゴケは常緑です。でも私が住んでいる九州でも冬の寒い時期だけは茶色く枯れたようになります。そのほかの時期は葉っぱは緑のままです。冬は霜や雪が上に積もりますが基本何もせずに放置状態です。

ただし あまり乾燥がひどい時は水遣りをしてください

サギゴケの夏の管理

サギゴケは もともと湿った場所に生えていた植物なので乾燥には弱いようです。カラカラになると枯れてしまいます。夏の乾燥時には注意してしっかり水遣りをしてあげてください。夏以外も乾燥しやすい場所や雨がとても少ないようでしたら様子を見て水遣りをしてください。

サギゴケを販売しているところは?

私はサギゴケが欲しくてお店で探したんですが見つからなくて。いや。よく見かけるんですけどね。必要ではない時には・・・。でッ欲しい時には見当たらない。園芸あるあるですよね。しっかりと株の張ったものを選べるので店頭の方が好きなんですが、、、とにかくすぐに欲しかったので、私は楽天で購入しましたのでそちらのリンクを張っておきますね。

サギゴケ/楽天

サギゴケとトキワハゼの違い

トキワハゼという小さな小さな雑草は サギゴケととてもよく似ています。サギゴケとトキワハゼの違いを見ていきますね。

まずひとめでわかるのが花の大きさです。トキワハゼを庭から一株ぬいてきてサギゴケの横に並べてみました。

トキワハゼはものすごく小さいですね。

サギゴケはランナーで株を増やしますがトキワハゼにランナーはありません。

花時期も違います。先ほど書きましたがサギゴケの花時期は春~初夏あたりまでです。でもトキワハゼの花は春から秋まで咲いています。果実がはじけて種を飛ばしますので、次々に 花が咲いては種をつけてはぜることから「トキワ(常葉・常盤)ハゼ」と呼ばれるようになったそうです。小さな頼りなげな風情ですが ナニゲにしたたかで逞しい草です。

ウリクサとトキワハゼ
ウリクサとトキハハゼ。 どちらも 地を這うように広がり、 丸みのある葉をつけ 小さなパステルカラーの花を咲かせます。 砂利の中や芝生、道路や庭、場所を問わず どこでも元気に育ちます。 今日 庭でこの両方の草を見つけました 色々と比べてみようと思います。
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おわりに

5月に咲いてその後は 地味な葉っぱだけになるサギゴケ。花の時期が終わるとただの雑草にしか見えないサギゴケ。でもお花が咲いている間はテンションが上がります。

今年も元気に咲いてくれたサギゴケがかわいいので幸せ満足でニヤニヤしています!

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