芝生に生える雑草の種類は 色々ありますが、 最大級に厄介な部類に入るのがチドメグサです。
なんせ「小さい」
そして 「茎が細い」
さらに「匍匐して広がる」
極め付けが「多年草」
いいことなんか 何もないです。
これで お花がキレイとかだったら まだしもですが どなたかチドメグサのお花ってみたことありますか?って思わず 問いたくなるほどの地味な花。
さて このチドメグサ。
除草の適期は 今! つまり梅雨時期です!大急ぎで退治しましょう。
チドメグサの仲間
チドメグサは湿った場所や芝生でよく見かける雑草です。
同じような場所に発生するチドメグサの仲間には オオチドメ、ノチドメ、ヒチドメなどがあります。
どれもよく似た感じですが
・チドメグサは葉が小さく光沢がありますが
・オオチドメはチドメグサよりも大きく、ノチドメはチドメグサのような光沢がありません。
・ヒチドメは葉っぱの茎に近い部分の切れ込みが開いているのが特徴です
でも 多分チドメグサの分類に関心がある人はあまりいないと思うので チドメだろうとオオチドメだろうとノチドメだろうとヒチドメだろうと、とにかく見かけたら即退治することをお勧めします。
チドメグサの特徴
さて うちの芝生の中のチドメグサです。
ほんとに小さいですね。
広がり方はヘビイチゴと同じです。茎を伸ばして匍匐しながら広がっていきます。そしてこのチドメグサ小さいけれど駆除が困難な ものすごくメンドクサイ雑草なんです。
多年草であること
冒頭にチドメグサは「多年草」と書きました。
ここが厄介です。
つまり 一年中 茎を伸ばしながら広がっていきます。チドメグサをむしっても、根っこが残っていたら、そこからまた再生します。
そして
種でも繁殖するということ
6月~9月はチドメグサの花の季節。
花からは 当然種ができます。
小さな小さなチドメグサに咲く小さなチドメグサの花。そこからこぼれる極小の種がたくさんこぼれます。
チドメグサを増やしたくない場合は6月から9月にかけては 特に念入りに除去をした方がいいという事ですね。
芝生は新芽が育ちやすい環境
種からは すぐに芽が出ます。
チドメグサの新芽の季節は9月~11月です。
当然 芝生の下なので人間は気が付きません。
で 冬になり芝生が枯れるころに
枯れた芝生のからの日差しを受けながらチドメグサがじわじわと成長しながら伸びてきます。
何せ 芝生の下に埋もれながら成長していくわけです。
冷たい北風も霜も全部枯れた芝生さんタチが守ってくれます。
芝生の中のチドメグサが どうしてもなくならないのは こういうシステムだからです。
特に我が家のように 草が伸び放題になるまで放置しているような芝生では 小さな草の芽は とてもやさしく保護されている状態なので 気持ちよく成長できるわけです。いくらでも増えていきます。
雑草を減らすためには 冬の芝生の手入れも大事です。
小さな雑草の芽を摘み、枯れた芝を刈り、サッチ(枯れた芝や芝生の根)もキレイに取り除くことが必要です(←いきなり宣伝文句のようなことを言い始めた管理人です。もちろん我が家の芝は草ボーボーです。ごめんなさい)
チドメグサの抜き方
本題に行きますね。
チドメグサを抜きます!
どうやって抜くか
もうこれは 地道にピンセットで抜くわけです。
で 適期は梅雨の合間。
芝生の土が十分に湿っているときが抜きやすいです。
茎を切らずに フワッと抜けます。
しかも この時期は 花が咲く時期なので 種が落ちるのを阻止することもできます。
抜いたチドメグサを洗ったら こんな感じ。
茎が細いですね。
だから 夏のカチカチの土の時にチドメの除草をすると 茎が残る→切り口から新しい芽が出るから これまで以上に増殖する、となります。
とにかくチドメに困っていたら梅雨時期に頑張らないといけないわけです。

あー 無理だ 無理
うん。私も そう思うよ。。。
最後に チドメのアップ。
ちょっとピンボケ。私のカメラでは ここまでが限界です。

おわりに
チドメグサ。繁殖力があることは間違いないし。
グランドカバーとかに使えないかしら?と思いましたが 蔓延したときの除去のことを考えたら ちょっと尻込みしてしまいました。
あと 利用方法としては 小さな水栽培とか
苔を貼る感覚で 鉢植えの根〆にするのもいいかもですね。
とにかく それ以外は全部除去…したいけど 無理でしょうねえ。
今回は 芝生のチドメグサ退治について書いてみました。
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