ヒメクグを鉢植えにする

ヒメクグ 宿根草と二年生の雑草

カヤツリグサ科の仲間は 種類も多くて見分けがつかないものが多いんですが、ヒメクグだけは特別です。

小さいし コロンと丸い穂をつけるので 他の雑草と簡単に区別がつきます。

春から育てていたヒメクグの鉢植えが そろそろいい感じになってきたので 写真を撮ってみました。

ヒメクグの香り

ヒメクグはカヤツリグサ科の多年草。

今年の春、ヒメクグの小さな芽をいくつか摘んで 鉢に植えました。
摘んだときは こんな感じ。
ヒメクグの苗
5月の頃のヒメクグの苗です。
 

夏になると すくすくと育って 今はこんな感じです。
鉢に植えたヒメクグ

・・・よく育ちましたね。

ちょっと過密状態のようで 色がよくないです。あと あまり水遣りもしていないので 葉っぱが枯れかけてます。

まあ 強い雑草なので枯れてなくなることはないと思いますが…。

リビングに飾るにはいまひとつなので ちょっと手を加えることにします。

枯れた葉を切って
根元を水苔でカバー
ヒメクグの鉢に水苔を張る
 

トキワハゼやウリクサと一緒に写真を撮ってみる
ヒメクグ、ウリクサ、トキワハゼ

トキワハゼとウリクサの記事はこちら
  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ウリクサとトキワハゼ
ウリクサとトキハハゼ。 どちらも 地を這うように広がり、 丸みのある葉をつけ 小さなパステルカラーの花を咲かせます。 砂利の中や芝生、道路や庭、場所を問わず どこでも元気に育ちます。 今日 庭でこの両方の草を見つけました 色々と比べてみようと思います。
あー かわいー
実は今 お盆直前で 掃除したり 旦那の実家に行く用意をしたりしないといけないんですが、台風が近づいているということで、頭が重いんです。そんな時は現実逃避して 草をむしったり、草を飾ったり、揚句には草を植えたりを始めてしまいます。そうすると部屋の中に累々と雑草が増えていく。つまり試験前の大掃除状態・・・アレとか、コレとか。何も考えたくない。草だけ見ていたい(溜息)

ヒメクグの香り

さて このヒメクグ 「ちぎって揉むと 甘い香りがする」ことで有名です。

甘い香り。というか ちょっとフルーティーな香りですね。

道端にヒメクグを見かけたらぜひ一度やってみてください。葉っぱをちぎるだけではなく指先でよくもんでください。ちょっと得した気分になれますよ♪

ヒメクグの小穂

さて 冒頭にも書きましたが ヒメクグの特徴は 可愛い丸い穂
ヒメクグの穂
3枚の葉と 1個の穂がセットになってます。
 

若いときには 淡いグリーンで
その後 だんだんと 濃い茶色に色が変わります
ヒメクグの穂

ヒメクグの葉

ヒメクグは芝生に発生する事が多く、根っこが芝の中を這うので 迷惑な雑草のひとつです。カヤツリグサ科のハマスゲと一緒の扱いで どちらもかなりの嫌われ者です。

見た目もよく似ていますが ヒメクグの方が 淡いグリーンで 葉も柔らかく繊細な感じ。光に透けた葉は なかなかキレイです。
ヒメクグの葉
 

反対にハマスゲは 葉っぱの色が濃く 光沢があります。
株は群生して 株元からたくさんの葉が出ますので とにかく見るからに力強い印象です。

ヒメクグの根

さて 最後に 問題のヒメクグの根っこを観察してみますね。

一株のヒメクグを引っこ抜いてみると こんな感じ。
ヒメクグの根
横に広がる
縦に伸びる
細かい根が絡みつく
非常に厄介です。

これ、芝生にからみついて繁殖していたら 除去できないですよね

しかも ヒメクグさん 一年草ではなく多年草なので 根っこが残っていると再生するという超やっかいものです。

少しでも減らしたい場合は、
とにかく見かけたらすぐに 抜く、

クルクル回すタイプの草抜きなどを使って根っこをできるだけ残さないように取り除くようにしてください

芝生の雑草リスト
芝生って油断していると雑草だらけになりますよね。イネ科の雑草は元気者が多いし、地面を這うツメクサ・チドメグサは草むしりしにくいし、チガヤ・スギナ・ドクダミは根っこが残ってしまうし・・・。 わが家の芝生で見かける雑草たちをまとめました。

おわりに

大学生の娘らが 今夏休みなんですが

私が多大な感動をもって

「ヒメクグって果物のかおりがするんだよ!」
→(やってみながら)「あー そだねー(超低音)」

「この丸いのかわいいと思わない?」
→「あー そーかもねー(超低音)」

「鉢植えいっぱい作った!かわいいよね!」
→「なんか 怖い」

「…頭痛くてさあ。何もしたくないんだよね」
→「うん。そうなんだと思った」

毎度のことながら 見抜かれている 母でした。

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