春一番に花をつけるホトケノザに代わってドンドン育っていたカラスノエンドウとマツバウンランが そろそろ種をを付け始めています。ミツバチやテントウムシも良く見かけるようになりました。
そろそろ4月も終わり。植物も虫も本格的に活動を開始する季節です。
カラスノエンドウの庭
散歩の途中で広い空地があると 思わず足が止まる。柵越しに見ながら
いーなー わんさか 雑草があるー と思う。
でも 柵があるから入れない。
レンゲ畑や 何にもない空地。ちゃんとあるんだけど「そこ」で遊べない。今どきの子どもってかわいそうだな。あの上で転がったら気持ちが良いのに。
でも 空き地に入れなくても 私には「庭」があるから大丈夫。いや。この庭。あきらかに全然大丈夫じゃないんですけどね。
カラスノエンドウの種
カラスノエンドウ。正式にはヤハズエンドウ。小さなころはフワフワと頼りなげな感じで 引っこ抜くのがかわいそうな気すらしますが、何日か目を離しているとあっという間に膨張した?って思うくらいぶわって大きな株に成長しています。しかも巻きつく技はハンパないです。巻きつくものがないときは自分のまきひげ同志を絡ませています。寒い季節に芽を出し、3月ごろからグングン大きくなり4月いっぱい花を咲かせます。ピンク色のかわいい花です。若い芽や、まだ青い豆は食用になります。もともと大昔は食用として栽培されていたという話です。
カラスノエンドウのサヤは熟してくると真っ黒になります。「カラス」のように真っ黒になるので「カラスノエンドウ」と呼ばれるようになったそうです。充分に熟すとサヤがはじけて種を飛ばします。
(2017年5月9日撮影)

マツバウンランの種
マツバウンランの花はものすごくキレイな薄紫色。細くスッとした茎についている葉は細い流線型の葉。根本には小さな葉がびっしりとあり、匍匐しながら広がっていきます。
マツバウンランも場所を選ばず、どこででも育ちますが、特に陽当たりの良い場所が好きらしく、南側の庭や芝生では大繁殖しています。
マツバウンランの花は上に伸びていきながら果実を結んでいきます。なので花の下の丸いのは「果実」。花の上にあるのが「つぼみ」になります。「果実」が熟すと種がこぼれます。
写真のマツバウンランは まだ上の方では花が咲き、つぼみも付いていますが、一番下の果実は 種がこぼれた後になっています。
少し 種が残っているようなので、出してみました。黒くてものすごく小さな種です。

おわりに
マツバウンランの花。大好きなんです。で、庭のマツバウンランを抜いては アチコチに種を移動させていたら、庭が恐ろしいほどのマツバウンラン状態になってしまって。今年はさすがにマツバウンランを減らすことにしました。
大きく成長すると あっという間に「種」を飛ばしてしまうので、できるだけ小さいうちにせっせと除去します。なので 今年のマツバウンランの数は少ないんですが。それでも気が付くと庭の至るところでマツバウンランが花を揺らしています。
マツバウンランのことは別ブログでも書いていますので、よろしかったらご覧ください
>>四季のメモノート/マツバウンランの開花時期と特徴。育て方と駆除の方法
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