スギナを食べる

今日の雑草料理～。

ツクシは桜の花が咲くころになるとひょろひょろと伸びて食指が動かなくなります。でもこのタイミングで出てくるスギナは食べごろです。今日はスギナの天ぷらを作りました。

ご飯のおかず、というよりも旬の珍味（？）みたいな感覚のちょっと変な春の一品です。

今日も大量の雑草と格闘中です。

その雑草の中には盆栽にしたいものや雑草花壇に植えたいものもあります。

そして。

もちろん食べごろの雑草もあります。

まだ柔らかいスギナの芽もそのひとつです。

先端を５㎝ほど摘んで本日のお茶請けにしました(*^^)v

スギナの天ぷらの作り方

スギナの天ぷらの作り方を説明しますね。
（と言ってもスギナを摘んで揚げるだけなんですが…）

まずスギナの若芽を摘んできます。
若芽はどこかと言いますと

右側の葉っぱの開いていないのが「若芽」になります。
左側のスギナやこの記事の一番上の画像のスギナはまだ小さくても葉っぱが茂っていて食べにくいし苦みが強いです。

採ってきたスギナは水でサッと洗います。

オソロシイことに今庭にはアブラムシがものすごく増殖しているんですが
→アブラムシの大増殖の記事
なぜかスギナにはアブラムシが全くついていません。

アブラムシにも好き嫌いがあるようです。

さて洗ったスギナは衣を付けずに素揚げにします。

すぐに火が通りますのでサッと揚げてくださいね。

スギナの若芽は苦みも少なくサクサクと美味しいです。
もちろんほんのりとツクシ独特の苦みもあります。

ビックリするほど美味しいものではありませんがかすかにお茶のような香りもしますので

ひと言で言うなら

おチャッパ、しかも乾燥している煎茶を食べてる感じ、でしょうか。

まあ土筆の佃煮と一緒で
一年に一回食べたらそのあとは一年後、みたいな？料理です。

ええ。そして今日も揚げ物を食べてしまった私は冷蔵庫に何もなくてもお菓子の買い置きがなくてもやっぱりしっかりと余分なカロリーを摂取しています。

最近チラと聞いた話によるとスギナは花粉症対策の効果があるとか、ないとか。
この手の「これ食べると花粉症に効く」系の話は毎年リニューアルでたくさん出てくるのでホントかどうかは良くわかりませんが…

一応Wikipediaで調べてみましたら
2019年４月現在で

生薬としてのスギナの効用は古くから伝承されていたが、近年、花粉症対策としての効能があるとの発表があり、注目が集まっている。ただし、この効能は公的に認められているわけではなく、ヒトでの信頼の置ける有効性および安全性を示すデータはない

と記述があります。

まあ野草、雑草の類は何等かの効果があるもの、体にいいものもありますが、大量に摂り過ぎると副作用が出るものも多いです。

どんなものも「ほどほどに」食べるように、がよろしいかと思います。

スギナの若芽のそのほかの食べ方としてつくしのように佃煮にする方法もあります。

ちなみに地上に生えているスギナは茎と葉の部分になります。
そしてスギナの胞子茎がツクシです。

土筆の食べかたについての記事はこちらです。
→土筆のレシピ天ぷらと佃煮

ツクシもスギナも食べ過ぎない程度に香りと味を楽しんでくださいね。