厄介者のヤブガラシですが、葉っぱの形もいいし、花もかわいいです。あんなに元気者じゃなかったら庭にそのままにしておくのに・・・と自分勝手に残念がっています。
ということで 今回はヤブガラシの葉っぱと花についてご紹介します。
ヤブガラシの芽と葉
ヤブガラシは秋から冬にかけては枯れてしまいます。そして春の雑草がむくむくと伸びる季節になるとヤブガラシの芽も庭のあちらこちらで顔を出します。
ヤブガラシの芽
ヤブガラシの新芽はツヤツヤとした濃い赤紫色。
ツルがまっすぐに立ち上がるようにして土の中からニョキって真っ直ぐ生えてきます。
ヤブガラシの葉
5枚の葉っぱが集まってひとつの葉っぱになっています。
このような葉っぱのことを「複葉」と言います。
葉っぱはカメなどの餌としても使われます。
ウィキペディアによると「若い芽は茹でてあく抜きをすると食用になる」ということです。
◆ヤブガラシを買いたい&育てたい方はこちら
>>ヤブカラシの苗。鉢植えでの育て方
ヤブガラシの花
ヤブガラシの蕾はグリーンでコロコロとしています。
花は梅雨前からちらほらと咲きはじめます。
ヤブガラシの花は、緑色の小さな花。花・・・と言っても正確には「花びら」と「ガク」が一緒になっている部分になります。朝早くに咲いて、午前中には「花」と「おしべ」は落ちてしまいます。
葉っぱと同じ色で。すぐ散るし。ほとんど印象に残らない地味~な花です。
花が散ったあとにはめしべと軸の部分が残ります。
ヤブガラシの蜜と虫
というわけで、たいへん地味なヤブガラシの花びら(正確には花びらとガクが一緒になっている部分)が散ると、あとには軸の部分とめしべが残ります。
オレンジゼリーのような軸の部分とその中央にロウソクのように立っているのがめしべです。
小さな小さなスイーツのようですね。美味しそう♪って思いませんか?
実際この部分には蜜があって、昆虫たちのご馳走なんです。
写真はぼやかしてますが(嘘です。本当はへたっぴなんでぼけちゃったんです)。茶色く見える部分は全部「アリ」です。ものすごく大量のアリが群がっています。私は カエルもゴカイも掴めますし、虫は平気な方なんですが それでもぞぞぞーって感じです。「オレンジゼリー」以外の部分も甘いのかな?それとも蜜がこぼれているんでしょうか?
その他にも大きな黒いイモムシやスズメバチ、アシナガバチなど、なぜか愛でたくもない方たちばかりがやってきてスイーツタイムを楽しみます。
・・・ヤブガラシ。ホントに色々と迷惑なコです。
①抜いても抜いても生えてくるのはどうして?
>>ヤブガラシの特徴。根っことツルについて
②葉っぱや花。かわいいんだけど実は・・・
>>ヤブガラシの葉と花と蜜
③ヤブガラシを育てるには?
>>ヤブカラシの苗。鉢植えでの育て方
④グランドカバーや緑のカーテンに利用したらどうなるの?
>>絶対禁止のヤブガラシの利用法。グランドカバーと緑のカーテン
⑤クルクル丸めると枯れるって聞いたんだけど・・・
>>ヤブガラシを巻くと枯れる?ぐるぐる巻きしてみた結果
⑥ヤブガラシの鉢植えにして育ててみました
>>ヤブガラシを鉢植えにする
おわりに
どんなコでも良いところの一つや二つはありそうな気がして、「ツタだからリースができるんじゃね?」って思ってやってみたんですが、虫が多くて断念しました。
ヤブガラシは今年全滅させる予定なんですが一株だけ鉢植えで残しておこうかなって今 迷っているところです。
ヤブガラシの鉢植え。きっと お隣さんに笑われる気がします。。。
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