先日大分県日田市に遊びに行きました。地元の知り合いに案内されて日田祇園山鉾会館に寄りましたが その時に 会館の真向いの八坂神社で見た松の木がかなり印象的でした。
今回は その松の木の話と日田観光の話、買って帰ったお土産の話などをしようと思います。
大分県日田市八坂神社
八坂神社へのアクセスを説明しておきますね。
大分県日田市八坂神社は日田駅からは車で10分、日田インターチェンジからなら10分ほどのところにあります。
日田市には「八坂神社」が豆田町(まめだまち)と隈町(くままち)の2か所にあります。叢雲の松があるのは隈町の方です。余談ですが「八坂」の字は「八阪」と書くこともあるそうです。
神社には駐車場はありませんが、正面に日田祇園山鉾会館がありますので、そちらの観光ついでなら、車を置いたままで松を見ることができます。
八坂神社 叢雲の松
叢雲の松(むらくものまつ)は日田市指定天然記念物で大分県特別保護樹木に指定されています。八坂神社の正面の日田祇園山笠会館の人の話によると この松は 今 樹齢310年になるそうです(松ばかりが気になって神社の写真がひとつもないのに帰ってきてから気が付きました(*^_^*)
小さめの神社なので 道路からでもすぐに松の樹が目に飛び込んできます。
高さはあまりありません。
でも長いです。
むらくもの松
(昭和47年6月12日指定)
宝永2年(1705)隈町の森善兵衛が
京都から品質系統の優秀な苗木を
吟味して取り寄せ移植したもので幹の周
囲二米、地上一米の部分より東西二股
に分れ、ほぼ一米の高さで横に這い社殿
を半周、全長三五米 高さ三米 及び そ
の雅趣 形態の異常さなは稀にみる
奇観である
と書かれています
叢雲の松の「叢雲」とは「群雲」とも書きます。
雲が群れている様子を表す言葉です。
八またのおろちの
這ひすがた
この松 雲の群れのようにも見えますが、うねうねとした幹は 確かに空を駆ける竜 あるいは 頭が8個で尾が8本の大蛇のようにも見えますね。
八坂神社は素盞之男命(スサノオノミコト)を祭っています。
ヤマタノオロチはスサノオノミコトに退治される運命ですから、もしこの松がこの句のように「八またのおろちの這ひすがた」なら、この松にとって この神社は なんとも居心地の悪い場所ですね。
でも神話では スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治するときにオロチの尾を切ると スサノオノミコトの剣が欠けてしまいます。どうしたことかと そこを裂くと天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)が出てきます⇒別名草薙剣(くさなぎのつるぎ)。「叢雲の松」の由来はこの「天叢雲剣」のほうでしょうから、ヤマタノオロチくんへの心配は無用ということでしょうか。
日田祇園山笠会館
八坂神社の正面の日田祇園山笠会館には、日田祇園祭の時に曳きまわす山鉾5基が展示されています。
近くで見ると 結構迫力があります
2階から見おろすと その細部の作りこみの細かさにびっくりします
飾られているお花は下の方から
お正月の笹や水仙⇒梅や桜の枝⇒夏の花⇒秋の紅葉⇒雪化粧をした松
という風にも見えましたが、もっと違う意味もあるのかもしれません。
飾られているお人形さんは 物語のワンシーンを演じているようです。
それぞれの山鉾の前の方に「●●の戦い」とか「●●合戦」とか書かれています。
詳しい方に聞いてみたらさらに面白かったと思います。
日田市豆田町のおみやげ
私が 今回日田市に行ったのは、天領日田おひなまつりの見物が目的でした。
でも 実は この松が一番面白かったんです。
あ もちろんお雛様も面白かったです。
お雛様の写真に関心がある方は
別ブログにアップしていますのでご覧になってください
⇒お雛様色々/四季のメモノート
豆田町の「天領まちの駅」で買ったとうふまんじゅう。
すでに半分は食べてしまってます…。
中は豆腐というより「おから」です。
ほんのりと甘くて やわらかくて
やさしい味です。
こちらは和紙で作った箸置き。
この箸置きを買ったお店は ひな祭りの時だけ開いているという事です。
中で売られているお雛様は地元のご高齢の方の手作り品ばかり。
しかもお人形さんの着物の生地は 使わなくなった着物や帯が使われていて
「ほんとなら こんな金額では手に入らない」みたいな贅沢なものが
売られています。
お人形さんもホントに可愛いかったので 買いたかったけど
今回は我慢して 実用品の箸置きをいただいて帰りました。
終わりに
箸置きを買ったお店の名前を思い出せない…。
そもそもお店の名前を確認していない気もする。
それに どの場所にあったのかもほとんど思い出せない。
あー しっかりと見ておけばよかった。
と後悔中です。
どなたかご存知でしたら教えてください。
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