気が付くと足元にちょこちょことはえているハハコグサ。セイタカアワダチソウの苗のように見えますが、これでも立派な一人前の雑草です。
まとめて植えたらどんな風になるのか気になってハハコグサ畑を作ってみることにしました。ハハコグサとチチコグサの違いも紹介します。
ハハコグサとチチコグサ
まず最初にハハコグサとチチコグサの違いから紹介しますね。
黄色い花が咲くのがハハコグサ
もさもさとしたベージュ系がチチコグサです。
ウィキペディアで「ハハコグサ」の項を見てみたらハハコグサの仲間の紹介欄で
チチコグサ:ハハコグサに似るが、色気が少ない
と 大真面目で書かれていました。
うん。わかるけど。間違ってないんだけど。そこ。「色気」ではなく「色味」にしておこうか。その方がいいと思う。って言うか もういいよ。ぶっちゃけて言っちゃおう。
チチコグサ:ハハコグサに似るが 枯れているように見える。
「明度に欠ける」とか「目立たない」でもいいけど・・・。
比べてみると 葉っぱの形や色が違うのもわかりますね。ハハコグサの葉の方がキレイな流線型で白っぽい感じです。
ハハコグサの花の時期
ハハコグサはキク科ハハコグサ属。花は春に咲きます。
ハハコグサの仲間の「アキノハハコグサ」は秋に花が咲きます。他にもハハコグサ属には、アキノハハコグサ、セイタカハハコグサ、チチコグサ、チチコグサモドキ、タチチチコグサ、ウラジロチチコグサ、ウスベニチチコグサなどなど・・・たくさんがあるらしいです。
私たちが普通見かけるのは「ハハコグサ」か「チチコグサ」になります。
ハハコグサの花と葉を見ていきます。
ハハコグサの花
ハハコグサの花。 ものすごく小さな花が丸く集まっています。
ハハコグサの葉と茎
ハハコグサの葉っぱは少し縦長の流線型。茎も葉も まるで綿菓子がからみついたように白っぽく毛羽立っています。雰囲気的には白妙菊などのシルバーリーフに近い感じです。
ハハコグサ畑を作る
うちの庭、結構色々植えてるんです。グランドカバー用の園芸品種とかグランドカバー用の雑草とか。
でも 先日「ハハコグサなど大好きでたくさん生えています」という方がいらっしゃって。ハハコグサって思いつかなかったなあってビックリしたんです。
ハハコグサかあ。。。庭の片隅に背の低い雑草と一緒に植えたらかわいいかも。
しかも このハハコグサ まだ若い時期に摘んで乾燥させるとモコモコのドライフラワーになるという 特典付きのお花なんです。
早速 庭で ハハコグサを探してみると・・・もちろん 庭のいたるところに黄色いかわいい花があります。
よし!ハハコグサを育てよう!
ということで 今年の春は 庭のハハコグサをひたすら集めてハハコグサ畑を作ることにした管理人です。

ハハコグサと春の七草
ハハコグサは昔から食用として利用されてきました。
ハハコグサと草餅
今はヨモギで草餅を作りますが、以前は草餅はハハコグサを使って作っていました。でも「母」と「子」を杵(きね)で搗く(つく)ことが縁起が悪いのでヨモギに変えたということです。真偽のほどははっきりしませんが、どう考えてもハハコグサよりもヨモギの方がワサワサとたくさん育つので利用しやすかったのは事実だと思います。
ハハコグサと春の七草
セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・すずな・スズシロ。1月7日の七草粥の時に食べる「春の七草」ですね。
この中の「ゴギョウ」はハハコグサのことを差します。
※ちなみに 春の七草のホトケノザは 今のホトケノザとは違う植物になります⇒ホトケノザと春の七草
ハハコグサは 今でも 料理やお菓子に混ぜたりお茶として利用したりします。

おわりに
たいていの雑草は揃う我が家の庭です。もちろん先ほど名前が出たヨモギもスックスクと成長しています。花粉症の原因として最近は悪者扱いされることの多いヨモギですが、おかずにしたりお菓子に練りこんだり、ケガの治療に使ったり お茶にしたり、お灸に使ったりと和製万能ハーブなんです。・・・でも。大きくなると手におえないから小さい時に抜くことにしています。
無事にハハコグサが育ったらドライフラワーの小さな花束を作ってみようと思っています。
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