おもちゃかぼちゃはグリーンカーテンになるかをやってみた

おもちゃかぼちゃは、鉢でもプランターでも育てられるし、病気や害虫にも強く丈夫なので育てやすい植物です。もちろん地植えでも大丈夫。育てるときは支柱を伝ってのぼっていきますので緑のカーテンにするとステキかもしれませんね。

盛夏の頃になると窓からかわいいおもちゃかぼちゃが揺れているのが見れるかも…なんて考えると 今年の緑のカーテンはおもちゃかぼちゃにしようかしらなんて思いませんか？

昨年の夏 我が家でおもちゃかぼちゃで緑のカーテンを作った結果をご報告します。

おもちゃかぼちゃで緑のカーテンを作ってみる！

なんと言うか私の悪い癖なんですが。ちょっと夢見ちゃうとこがあるんです。

おもちゃかぼちゃで緑のカーテンを作れば

夏になると窓の外にはかぼちゃの大きな葉っぱと

かわいくて色とりどりのおもちゃかぼちゃが見れる！

…はずだったんですけど。

おもちゃかぼちゃでグリーンカーテンを作るデメリット

結果から言ってしまうと おもちゃかぼちゃはグリーンカーテンには向かないと思います。理由は「病気や虫」と「見た目の悪さ」のふたつです。

病気や虫

おもちゃかぼちゃにエカキムシ

最初にも書きましたが おもちゃかぼちゃは基本的に病気や害虫に強いです。でも病気にかからないわけでも害虫が来ないわけでもありません。＞＞おもちゃかぼちゃの害虫について

特におもちゃかぼちゃは 一枚一枚の葉っぱが大きいので エカキムシのような虫が来るとものすごく目立ちます。

おもちゃかぼちゃにアシナガバチ

場所によって違うとは思いますが うちの庭のおもちゃかぼちゃにはアシナガバチが毎朝通ってきていました。でも蜂は雄花から雌花に花粉を運んでくれますので 実が成ったのは蜂のおかげかもです。

また おもちゃかぼちゃには アブラムシやハダニが発生します。

おもちゃかぼちゃにうどんこ病

うどんこ病は胞子で広がってしまいますので、病気の葉っぱは見つけ次第除去します。

見た目の悪さ 葉っぱに威圧感がある

かぼちゃの葉っぱが大きいので日陰にはなりますが、涼しげな雰囲気とはほど遠い感じです。見た目だけで言うなら「涼しい」というより「暑苦しい」感じすらします。

おもちゃかぼちゃの葉が枯れる

うどんこ病以外にも 葉っぱが枯れる病気があります。見た目も良くありませんので、枯れた葉っぱは除去します。

おもちゃかぼちゃの葉っぱがなくなる

気持ちよく葉っぱを取り除いているとこのような状態になります。

すでに「緑のカーテン」ではなく

「緑のロープ」状態ですね。

おもちゃかぼちゃを緑のカーテンにするメリットとデメリット

おもちゃかぼちゃを緑のカーテンにするメリットとデメリットをまとめますね。

葉っぱが大きく広い

病気対策の農薬や殺虫剤を使えば ここまで被害が広がらずに済むと思います（窓に接しているので私は薬類は全く使用しませんでした）。なので「病気や害虫の予防をしっかりする」とか「病気にならないように肥料の調整を完璧にする」なら 何本かを使って上手に仕立てればかなり日差しを遮ってくれると思います。お部屋が涼しくなるのではないでしょうか。

緑のカーテンを変わり種で

珍しい緑のカーテンを作りたい、ほかの人と違うものがいい、他の植物は全部植えてしまったのでさらに違う種類を探している、などなど緑のカーテンを変わり種で植えたい人にはおすすめです。

緑のカーテンの片付けが楽

おもちゃかぼちゃは９月ごろから段々に葉が枯れてきて、１０月には茎だけになってしまいました。なので片付けは簡単でした。ものすごくコンパクトにまとまりました。

特に 燃やせるタイプのネットを使って、可燃性の紐で固定している場合は全部一緒にゴミ袋に入れて燃えるごみの日に出すことができます。

まとめ

結論として、おもちゃかぼちゃで緑のカーテンができないわけではありません。でも、ほかに緑のカーテンに向いている植物はたくさんあるのだから 無理におもちゃかぼちゃを使う必要はないよね というのが今回の感想です。

今年もおもちゃかぼちゃは育てる予定です。なんとかかわいく仕立てる方法がないか考えてみようと思っています。