去年 おもちゃかぼちゃの栽培に初挑戦しました。丈夫で育てやすいおもちゃかぼちゃですが、病気になったり虫がついたりも多かったです。
おもちゃかぼちゃの病気と虫の被害について画像と一緒にご紹介します。
おもちゃかぼちゃの栽培
昨年育てたのはタキイ種苗の「おもちゃかぼちゃ」です。
袋の裏には「肥料が切れるとうどんこ病が発生しやすいので注意が必要です」と書いていました。
かぼちゃは窒素分が多すぎると「ツルボケ」を起こします。(ツルボケ:葉っぱやつるばかり茂り花が咲かない、だから実も成らないこと)
なので果菜用の肥料を使うことにしました。
またうどんこ病は乾燥すると発生しやすくなるので、葉水にも注意しました。これはハダニの予防にも効果があります。
おもちゃかぼちゃの病気
うどんこ病
葉っぱが粉をまぶしたように白くなっていたらうどんこ病です。
おもちゃかぼちゃに肥料は与えていましたが、とにかく昨年は夏の暑さと乾燥がすごかったので、葉水をしても その場で蒸発してしまう感じでした。
かぼちゃのうどんこ病にはそれ専用の薬がありますが、趣味で植えてるおもちゃかぼちゃなら…もっとシンプルで安全な方法がおすすめです。
白い葉っぱを見つけ次第、手でちぎってゴミに捨てる方法です。
手でちぎる・・・ハサミを使ったら そのハサミから他の部分にうつるかもしれないから
ゴミに捨てる・・・地面やおもちゃかぼちゃの近くに捨てたら、胞子が飛ぶから
を守るようにしてください。
モザイク病?
このかぼちゃはモザイク病じゃないかな?
いろんな色や形のおもちゃかぼちゃが成るということなので自信はないんですが、これはただの病気だと思います。
おもちゃかぼちゃの害虫
昨年の夏は気温が高くて雨も少なかったので害虫の発生も多かったです。
エカキムシ
エカキムシの被害。
ハエや蛾の仲間が葉の中に卵を産み、卵から孵った幼虫が葉っぱを食べながら葉っぱの中を移動します。移動した後が絵を描いたようなので「エカキムシ」というそうです。
おもちゃかぼちゃの中に卵を産むのは「ナモグリバエ」という種類になります。
エカキムシは線の端の黒い部分にいますので そこを指でつぶすと幼虫退治ができます。
幼虫がいる感じの場所を指でつぶした後オルトラン粒剤を撒きました。
おもちゃかぼちゃは食用ではないのでオルトラン粒剤で対応できますが、食用のかぼちゃにオルトラン粒剤は使用しないでください。
ウリハムシ
写りが悪いですが ウリハムシです。ウリハムシは葉っぱを食べます。根っこの部分に卵を産むこともあります。卵が孵って幼虫になると根を食べます。
他にもいろんな虫が飛んできていました。もちろん花粉を運んでくれる蜂もいます。
クサギカメムシ
8月の終わりに茶色いカメムシが大量発生。クサギカメムシという名前です。葉っぱの汁を吸うので植物がドンドン弱っていきます。エアゾール式殺虫剤で対処しました。
オンシツコナジラミ
写真は撮りませんでしたがオンシツコナジラミも発生しました。葉っぱの裏に粉を吹いたように発生するものすごく小さな白い虫です。
被害が少ない時に発見しましたので、水遣りのたびに葉の裏を洗い流したらいなくなりました。
①まずおもちゃかぼちゃの種を用意します
→おもちゃかぼちゃの種と苗。種まきの時期と育て方
②おもちゃかぼちゃの栽培方法です。
→おもちゃかぼちゃの植え方 育てかた。花や収穫の時期
③おもちゃかぼちゃの受粉作業の方法
→おもちゃかぼちゃの雌花と雄花。花粉を受粉させる方法
④おもちゃかぼちゃの病気と害虫について
→おもちゃかぼちゃを栽培したときに気をつける病気と害虫
⑤収穫したおもちゃかぼちゃは どのくらい保存できる?
→おもちゃかぼちゃを日持ちさせる。腐る?ドライになる?分かれ目は?
⑥おもちゃかぼちゃを飾る意味
→おもちゃかぼちゃの花言葉は?ハロウィンやお盆に飾る理由は?
⑦緑のカーテンをおもちゃかぼちゃで作ったら?
→おもちゃかぼちゃで緑のカーテン?グリーンカーテンにした結果
⑧我が家のおもちゃかぼちゃ栽培。6月の結果です
→おもちゃかぼちゃ 6月。つるが伸び放題なので剪定をする
⑨おもちゃかぼちゃの収穫の目安。栽培記録7月~8月。
→おもちゃかぼちゃ7月~8月。おもちゃかぼちゃの収穫時期は?
おもちゃかぼちゃの病気と虫対策
先ほども書きましたが、おもちゃかぼちゃは食用ではないので浸透移行性のオルトラン粒剤を使えます。
エカキムシの被害が出る前に使っておけばよかったと思います。
昨年の夏は乾燥がひどく、庭の草もカラカラに乾いてカサカサに枯れるほどでした。おもちゃかぼちゃにとっても病気や害虫以上に環境が苛酷だったと思います。
なんとか枯れずに頑張ってくれたので収穫したおもちゃかぼちゃは有意義に使いたいです。
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