このブログの管理人の除草剤についての見解です。
一人の母親として、庭をいじる趣味を持つ者として どうしても書きたいと思いました。
最近の安い除草剤について
以前は 除草剤って今ほどお安くはなかったし 購入しようと思ったら園芸店に行かないと…な感じだったんですが、最近はドラッグストアやスーパー、そして100円ショップでも除草剤ってたくさん見かけるようになりましたよね。あの店頭に大量に箱積みされている除草剤を見ると 不安になるのは私だけでしょうか。
希釈タイプの除草剤が100円から買えるんです。
草むしりする手間もかからずにお庭がいつもキレイに保てます。
きっと「春~秋にかけては毎月買ってます」なんて人もいるはず。
でも あの大量の除草剤を地面に延々と撒き続けている状況ってどうなんだろうと、漠然と思います。
土に撒いたものって、どう考えても「異物」なわけだし。
仮に除草剤としての効果は消えても「劇物」とか書かれている物が土の中に残るわけですよね。
私たち、そして私たちの子供たち、孫たち、
さらにその子供たちが暮らす場所に
異物が堆積していくわけです。
雨が降れば 周囲の土地に広がり
川に流れ、海に流れ
そして巡り巡って私たちが食べたり飲んだりしているわけですよね。
全部自分たち、子供たちに返ってくるのではないかと。
自分の引いているラインについて
「何が何でも自給自足!」
とか
「自然由来のもの以外は使わない!」
とか
そんなストイックな話をしているわけではありません。
「みなさん除草剤は使わないようにしましょう」
「草は全部 手で引っこ抜いてください」
なんてことも言いません。
でも使用量は最低限がいいかな、と思っているだけです。
で 使うなら なんだかわけのわからないものではなく
キチンとしたもののほうが心が痛まないかな、と
なんかそんな気持ちなんです。
ラウンドアップマックスロード
私の場合 庭の草の中でも
育てたい草と、駆除したい草があるわけで
雑草全部が枯れると困るわけです。
ということでうちの除草剤は
ラウンドアップマックスロードの一択にしています。
理由はラウンドアップマックスロードが農薬だから。
「農薬」って言葉の響き、良くないですよね。
「無農薬野菜」って安心・安全・体にいいような感じがしますよね。反対に「農薬」って不安・危険・体に悪いような感じがしませんか?「農薬」を庭に蒔くってイヤですよね。
なので「農薬」じゃない薬でグリホ系のものがあるのなら ソッチの方が安全な感じがしませんか。しかもラウンドアップマックスロードよりも安いし。
下記はラウンドアップマックスロードを作っている日産化学のホームページからの引用になります。
農薬とは農林水産省による検査により承諾を受け、登録されたものです。この登録を受けるには、品質・効力のほかに、安全性および残留性などが審査されます。さらに内閣府食品安全委員会、厚生労働省、環境省においても様々な観点から評価され、問題がないことが確認された上での登録となります。
農薬ではない除草剤は、上記のような審査を受けておりません。
農薬登録を取得しているラウンドアップマックスロードは、製品ラベルにある「安全使用上の注意」を遵守いただければ安心してご使用いただけます。
つまり
農薬は 審査をしてるから使い方を守れば安全だけど
農薬じゃないものは審査してないから安全かどうか確かめようがないしいつまでも土地に残っている可能性がある、水を汚染する可能性もある、ということですね。
ラウンドアップとかジェネリックとか、非農耕地用とか
ラウンドアップマックスロードの旧バージョンがラウンドアップです。
ラウンドアップが「進化」したものがラウンドアップマックスロードです(←くどい)
ラウンドアップマックスロードとラウンドアップの違いは
・植物へ散布してからの浸透時間が短くなった(1時間後に雨が降ってもOK)
・低温時の効き目が従来よりアップ
・朝露がついている状態の雑草にも効果あり
・乾燥・曇り・夕暮れ時などの使用でも効果あり
となっていて
二つのラウンドアップの一番の違いは朝露がついている場合で
朝露がついているスギナ(処理35日後)の枯殺率がラウンドアップ5%に対してマックスロードは80%になっています。
ラウンドアップは特許期間が過ぎてしまったのでジェネリック製品が発売されています。
例えばサンフーロンがそうです。サンフーロンも農林水産省登録をしている除草剤、つまり「農薬」です。
もちろんラウンドアップ自体 良い商品でしたので
「雨が降る1時間前に除草剤を撒きたい」
とか
「ぜひ朝露に濡れたスギナに除草剤を使いたい」
とかの希望をお持ちの方にはおすすめしませんが
それ以外の方でしたらラウンドアップのジェネリックは十分な商品ではないかと思います。農林水産省登録をしている商品には「農薬」の表示がありますので確認してくださいね。
「農薬取締法改正法が施行される本年3月10日以降に、非農耕地用除草剤を農作物等の栽培・管理に使用した場合には、その使用者は罰せられることになります」と公布しています。
「非農耕地用の除草剤」には毒物や劇物が含まれている可能性があるということです。ご注意ください
まとめ
「農薬っていやだから農薬以外のものを使う」
って
いや。
それ。
危険度が増すだけだし
つまり
「でも赤信号の時に横断歩道を渡るのってイケナイ感じだから
あえて横断歩道じゃない場所を走って渡る」
とかと同じレベルで危険なのではないかと思うわけです。
気持ちはわかるんだけど
基本的に間違ってるよ、な感じですね。
なので
除草剤を使うなら
キチンとしたものを
「使用上の注意」をきちんと守って
最低限に抑えて使う
な感じが一応の今のところのこのブログの管理人のスタンスです。
コメント