ヒメコバンソウの穂の特徴

花瓶に活けたヒメコバンソウ 春の雑草

ヒメコバンソウは どこででも見かける普通の雑草です。穂は小さく地味だし。葉っぱも個性がない。

でも 小さな穂は よく見ると とてもかわいい形と色をしています。

まだ若いヒメコバンソウを庭で見つけましたのでじっくり見てみようと思います。

ヒメコバンソウの特徴

朝からの雨が小降りになったので少しだけ庭に出ることにしました。天気が悪い日は 雑草の花はほとんど咲かないのでカメラを持っていても仕方ないんですが、なんとなくカメラ持参です。

すると、日ごろ気が付かない草を発見。

ヒメコバンソウです。どこにでもある雑草。雑草の中の雑草。

要するに

ザ・雑草

・・・みたいな。

雨が降っているので引っこ抜いてパーツごとの撮影会は家ですることにしました。

ヒメコバンソウの穂

ヒメコバンソウはイネ科コバンソウ属。コバンソウやニセコバンソウの仲間です。「コバンソウ」より小さいから「ヒメコバンソウ」ですね。ものすごく小さな穂は濃い緑と薄い緑のツートンカラーで穂の形は三角形か三角に近いひし形。


いやいやいや

なかなか かわいいですよね?

はじめは 恥ずかしげに葉っぱの中に入っていますが、だんだんと外に出てきて、色も黄金色に変わってきます。ごくごく細い茎の先で揺れる様子はカスミ草のようです。

穂以外の部分も見ていきます。

ヒメコバンソウの根


ごく普通のイネ科の根です。小さい時には簡単に引き抜くことができます。

ヒメコバンソウの葉


こちらも普通のイネ科の葉です。細長い流線型で縦に何本もの筋が入っています。

一番上の葉っぱと花の部分を引っ張ると簡単に抜くことができます。

このまま下げておくだけでドライフラワーになります

ヒメコバンソウのドライフラワー
春先から初夏にかけて 小さなかわいい三角形の穂をのぞかせるヒメコバンソウ。 ものすごく簡単にドライフラワーになるし、飾りやすいし、他のお花とも合わせやすいし。とホントにすぐれものです。 ヒメコバンソウのドライフラワーを作って 前回のハハコグサと一緒に飾ってみました。

おわりに

イネ科の雑草はドライにすると面白いのが多いです。

でも庭で育てるとあっという間に大増殖するのが難点です。
確かに根っこが小さくて引き抜きやすいんですが…後から 後から 果てしなく芽を出してくるので 何かの罰ゲームをしている気分になってきます。

もしも 私のように「雑草を増やそう」と思うなら 増やすのは ものすごく簡単です。要するに「抜かないで そのままにしておけばいい」だけです。

反対に 増殖させたくなければ 「穂が出る前に抜く」ですね。これはどの一年生雑草でも一緒です。

ベストは常に庭に2.3本残すように草むしりをする、という方法でしょうか。そうすると必要なときは いつでも大増殖させることができます。(別に 庭で2.3本確保しなくても 道路や空き地に普通にある雑草なんですけどね)

でも ヒメコバンソウは 私にとって何かと使い勝手がいい雑草なのです。庭にあると嬉しい雑草のひとつなので、今のところは、適度に庭で元気におおらかに育っています。

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